遺言書作成 事例掲載日:2021年 7月26日 認知症でも遺言を作成することができる? 質問・概要 父には認知症の疑いがあるのですが、それでも遺言書を作成することはできますか。 解答・対応 遺言書は、15歳以上であり、遺言能力があれば作成することができます。認知症を患っている場合に、遺言能力(遺言の内容を理解して判断できるだけの能力)があるのかが問題となりますが、認知症の症状、程度はさまざまです。認知症だからといって、遺言書の作成ができないとは一概にいえません。 遺言が有効であるかどうかは、遺言時の遺言者の精神状態、遺言内容、遺言作成の動機などを考慮して判断することになります。 認知症の疑いがある場合の遺言書作成には、弁護士や医師の意見を聞きながら進めることがよいかと思います。 なお、遺言者が成年後見を利用している場合であっても、判断能力が一時回復したときであれば、医師2名以上の立会いによって遺言をすることができます。 南大阪法律事務所 —《 その他の法律相談事例 》— 遺言でできることと、できないこと 遺言書作成の事例一覧 遺言書を複数発見 どちらの遺言が有効?
質問・概要
父には認知症の疑いがあるのですが、それでも遺言書を作成することはできますか。
解答・対応
遺言書は、15歳以上であり、遺言能力があれば作成することができます。認知症を患っている場合に、遺言能力(遺言の内容を理解して判断できるだけの能力)があるのかが問題となりますが、認知症の症状、程度はさまざまです。認知症だからといって、遺言書の作成ができないとは一概にいえません。
遺言が有効であるかどうかは、遺言時の遺言者の精神状態、遺言内容、遺言作成の動機などを考慮して判断することになります。
認知症の疑いがある場合の遺言書作成には、弁護士や医師の意見を聞きながら進めることがよいかと思います。
なお、遺言者が成年後見を利用している場合であっても、判断能力が一時回復したときであれば、医師2名以上の立会いによって遺言をすることができます。
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