交通事故 事例掲載日:2022年 8月8日 家族による入院・通院の付添看護費は認められない? 質問・概要 夫が交通事故の被害に遭い、足を複雑骨折して入院を余儀なくされました。現在も通院して治療を続けています。 私は、夫の入院に付き添って看護をしてきましたし、通院にも付き添っています。入院・通院の付添看護費は、支払ってもらえないのでしょうか。 解答・対応 医師から家族に対して、付添の指示がある場合には、付添看護費の支払が認められることになります。 もっとも、医療機関では完全看護制度が前提となっているため、医師が、付添が必要であると明確に指示しないことも多いです。 被害者の怪我の内容、程度、被害者の年齢から付添が必要である場合には、医師から付添の指示がなくても、付添看護費が認められることがあります。たとえば、重篤な症状や、上肢・下肢の骨折などで身体の自由が利かない状態の場合には、付添看護費用を認める裁判例が多いです。 また、交通事故の被害者が幼いときには、症状にかかわらず、家族による付添の必要性を認めて、付添看護費用も認められる傾向が強いです。 南大阪法律事務所 —《 その他の法律相談事例 》— 鍼灸・マッサージ費用は認められない? 交通事故の事例一覧 入院中の日用品は認められない?
質問・概要
夫が交通事故の被害に遭い、足を複雑骨折して入院を余儀なくされました。現在も通院して治療を続けています。
私は、夫の入院に付き添って看護をしてきましたし、通院にも付き添っています。入院・通院の付添看護費は、支払ってもらえないのでしょうか。
解答・対応
医師から家族に対して、付添の指示がある場合には、付添看護費の支払が認められることになります。
もっとも、医療機関では完全看護制度が前提となっているため、医師が、付添が必要であると明確に指示しないことも多いです。
被害者の怪我の内容、程度、被害者の年齢から付添が必要である場合には、医師から付添の指示がなくても、付添看護費が認められることがあります。たとえば、重篤な症状や、上肢・下肢の骨折などで身体の自由が利かない状態の場合には、付添看護費用を認める裁判例が多いです。
また、交通事故の被害者が幼いときには、症状にかかわらず、家族による付添の必要性を認めて、付添看護費用も認められる傾向が強いです。
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