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高齢で認知症の父のために、成年後見の申し立てを予定しています。
もっとも、私は、遠方に住んでおり、父の面倒を見ることができないため、私が後見人になることはできず、弁護士などの専門家に成年後見人をお願いしたいと思っています。

成年後見人にはどのような仕事をお願いすることができるのでしょうか。

成年後見人がおこなう仕事は、主にご本人の財産管理と身上監護です。

財産管理としては、たとえば、預貯金の管理、年金の届出や管理、役所への届出等（健康保険、介護保険、障害基礎年金など）、税務申告、不動産管理、その他重要な法律行為の代理などをします。

また、身上監護としては、介護契約などの介護や生活維持に関する事項、賃貸借契約や家賃の支払いなど住居に関する事項、施設の入退所、処遇の改善に関する事項、病院代の支払など医療に関する事項などをします。

なお、成年後見人であっても、ご本人の医療行為に関する同意や、婚姻・離婚・養子縁組・離縁などの身分関係に関する事項の代理をすることはできません。