高齢者・障がい者 事例掲載日:2021年 9月13日 成年後見人の報酬はいくら? 質問・概要 高齢で認知症の父のために、成年後見制度を利用しようと考えています。もっとも、私には、父の財産管理をする自信はなく、弁護士などの専門家に成年後見人をお願いしたいのですが、成年後見人の報酬は誰がいくら支払うのですか。 解答・対応 成年後見人の報酬は、後見開始の審判をした家庭裁判所が決定します。 成年後見人の報酬は、後見が開始してから1年を経過した時点で、家庭裁判所の裁判官が、成年後見人からの申立てを受けて、成年後見人の事務内容を踏まえて、適正妥当な金額を決定することとなっています。その後も、1年が経過するたびに、裁判官が報酬を決定します。成年後見人は、家庭裁判所の決定で認められた金額について、ご本人の財産から支払を受けることになります。 通常は、「基本報酬」(月額1~3万円ほど)が認められ、特別困難な事情や、訴訟・調停・不動産売却などの特別な行為をした場合には「付加報酬」が加算されることが多いです。 南大阪法律事務所 —《 その他の法律相談事例 》— 成年後見人はどのような仕事をしてくれるの? 高齢者・障がい者の事例一覧 成年後見人の変更はできるの?
質問・概要
高齢で認知症の父のために、成年後見制度を利用しようと考えています。
もっとも、私には、父の財産管理をする自信はなく、弁護士などの専門家に成年後見人をお願いしたいのですが、成年後見人の報酬は誰がいくら支払うのですか。
解答・対応
成年後見人の報酬は、後見開始の審判をした家庭裁判所が決定します。
成年後見人の報酬は、後見が開始してから1年を経過した時点で、家庭裁判所の裁判官が、成年後見人からの申立てを受けて、成年後見人の事務内容を踏まえて、適正妥当な金額を決定することとなっています。その後も、1年が経過するたびに、裁判官が報酬を決定します。成年後見人は、家庭裁判所の決定で認められた金額について、ご本人の財産から支払を受けることになります。
通常は、「基本報酬」(月額1~3万円ほど)が認められ、特別困難な事情や、訴訟・調停・不動産売却などの特別な行為をした場合には「付加報酬」が加算されることが多いです。
南大阪法律事務所